なぜイスラームでは豚肉が禁じられているのか(後半):豚は不浄なのか

前回の記事では、ムスリムが豚肉と豚製品を避ける主な理由について述べました。つまり、神がそれを禁じたからです。人類だけでなく、他に存在する全ての創造主として、神は何が私たちにとって良いものなのかをご存知であり、神は私たちが賢い選択をするための導きを遣わされました。丁度、誤ったプログラミングによってコンピューターが正しく作動しないのと同じように、人間も正しい栄養状態になければ、活動出来ないのです。イスラームは精神・感情・身体的健康の相互作用を認識している包括的な宗教です。人が飲食するものは、健康で幸福な状態への直接的な影響を及ぼします。

ウイルス学者たちは長きに渡り、豚がインフルエンザの理想的な温床であることを認識しており、豚インフルエンザという最新の脅威が豚を発祥としたことには何の不思議もないのです。細菌学と免疫学の権威であるグレアム・バージェス

豚は雑食性の動物であり、植物と動物の双方を食べますが、昆虫の死骸、ミミズ、樹皮、腐敗した死肉、生ごみを食べるのはもちろん、共食いをすることもあります。豚には汗腺が非常に少ないため、体内の毒素を完全に排泄することが出来ません。農場における慣行が人体への感染に直接影響を及ぼしているという新たな証拠も出ています。

一般的に、豚は多くの近代的な農場において、悪臭の漂う小さな空間に閉じ込められています。また研究によると、豚はたびたび抗生物質に耐性のある黄色ブドウ球菌を媒介しています。薬剤への抵抗力を備えたこれらのバクテリアは私たちの食卓に並び始めており、米国における最新の研究によると、49%の豚と45%の豚農家が、18,000人もの米国市民の生命を毎年犠牲にするこのバクテリアを宿主としているのです

 “かれがあなたがたに、(食べることを)禁じられるものは、死肉、血、豚肉・・・である。”

(クルアーン2:173)

 “それは不浄である”

(クルアーン6:145)

ムスリムが豚肉を食べること、そして豚製品を避けるのは、神によってそれが禁じられたからです。しかしながら、豚の生態の仕組みを少しでも調査すると、それが実際に不浄な動物であることが明らかになります。健康的かつ自然的、そして純粋な食品の消費に興味のある人々は、豚肉と豚製品を控えることに余念ないのです。



脚注:

  1. 豪州クイーンズランドのジェームズクック大学教授。(http://www.abc.net.au/news/stories/2009/04/27/2554021.htm)
  2. http://www.cdc.gov/ncidod/dpd/...
  3. http://www.cdc.gov/ncidod/dpd/...
  4. http://www.scientificamerican.... http://www.scientificamerican....